ルナ太郎の腹筋崩壊ブログ

私は…仮面ライダーゼロワンの気になった所を大人げなく殴り書くのが仕事だから!

お前らの中での優先順位が分からん(仮面ライダーゼロワン第12話感想)

面白いですね、最新作のジージェネ。

今作は実弾などの物理的な攻撃が効かないフェイズシフト装甲が存在するガンダムSEEDのシリーズに対して、鉄血のオルフェンズでは逆にビー…

 

あ、すいません、ゼロワンの話でしたね。

正直、前回の構成の下手さにガッカリしていて弱い者いじめしている気になり、ゼロワンをまともに考えるのが馬鹿らしくなっています。

 

 

 

大和田伸也の暗殺未遂事件の捜査に警察が動き始めた。A.I.M.S.と共に飛電インテリジェンスの本社に捜索に入る警察だったが、暗殺ヒューマギアを飛電が作った証拠は見当たらなかった。犯人である暗殺ヒューマギアを捕まえるために、再び飛電への立ち入りを試みる刑事たちの前に現れたのは、“自称・名探偵”を名乗るヒューマギア、ワズ・ナゾートクだった!

www.kamen-rider-official.com

 

…とはいえ、今回も今回で酷かったのですが。

冒頭、刃が警察に飛電のラボをチクって、それを受けて或人とイズが事の整理をしていました。

流れで書くと

 

刃が警察に秘密のラボを密告する

イズは飛電社のラボは新型プログライズキー作成中だから入れたくない

身の潔白を証明するには暗殺ちゃんを倒し、ゼツメライズキーのデータが必要

殺ちゃんを倒すためにはその新型プログライズキーの完成が必須

 

こんな感じでアバンにいきます。

畳み掛けるように、今回の起承転結の起を説明してくれたわけですが、結局、彼らは何のために何をしてるのかが明らかなようで良くわからないんですよね。

 

じゃあ、まず刃から。

刃は何故、秘密のラボを教えたのでしょう。

ラボに入ったとて暗殺ちゃんの生産データは当然出てこないでしょうし、仮に立ち入りさせ新型プログライズキー完成を阻止出来たとして、誰が暗殺ちゃんを倒せるのでしょうか。

刃は第三形態の段階で敗北し、第4形態で不破もボロ負けしていたので、真打ちでも登場しない限り*1倒すことは出来ません。

となると、ただの嫌がらせということでしょうか?

逃げ回るゼロワンの待ち伏せもしてましたが、捕まえて突き出せば何がZAIAの思い通りになるのかと。

こんな感じでイマイチ要領を得ない言動で刃を性格ブス女への格下げしたように感じられました。

 

続いて、或人組。

結局、会社の潔白を証明したいのから暗殺ちゃんを倒したくて新型プログライズキーが欲しいという回りくどさのせいで、全然、“会社の名誉のためにシャイニングホッパープログライズキーが欲しい”ということが伝わらないんですよね。

実際、この後、ワズの入り知恵で囮として或人は逃げ回りますが、イズワズコンビの暗殺ちゃんの素体の捜査と或人の新型プログライズキー完成の時間稼ぎが平行して進むため、要領が良すぎて逆に要領を得ないんですよ。

同時進行で進むワズの計画も、丁度良く残りの素体と暗殺ちゃんの邂逅に、シャイニングホッパーの完成から現場への配達までBパートで全て完了するので、第12話内でワクワクもドキドキもする間もなく、第13話の新フォームへの引きだけ延ばされた感じでした。

こんな時こそ「ヒューマギアは人の夢の手助けをするマシンなんだから、人に疑われるなんて俺には耐えられない!」ぐらい、いつものように言って欲しいんですよ。

 

滅亡迅雷.netの滅も、前回で同志討ちようとした暗殺ちゃんを褒めたかと思えば、今回は暴走を危惧して強制終了したりと、暗殺ちゃんが産み出されたのは大和田氏を暗殺()して倒されるためだったという制作サイドの狙いしか見えてきません。

ゼツメライズキーを揃えてアーク復活の計画を進めればいいじゃないですか、ZAIAの裏取引にしても、全然、人は狩らないし、袂を分かつ気あるの?と。

これから人間に代わる種として自我の目覚めから独立を選ぶ暗殺ちゃんに喜びもせず、居場所を追いやられてしまうなんて三つ巴の構図に持ってくにしてもダサいよなぁと感じました。

 

そういえば、シャイニングホッパーメカは、大きいメスが小さいオスをおんぶするショリョウバッタを模してるようですが、イズを大きいメスに見立てるとなると小さいオスが或人にしろワズにしろ格好が付かない、ナイスアイデアにはなってないと思うんです。

これに、どんなカタルシスを持たせてシャイニングホッパーの真価を発揮させるのでしょう。

今回のように何がしたくて動いてるのか勢いに任せて雰囲気のままに、予告でイズが消える消えないと葛藤しなければいいのですが。

 

では、ジージェネに戻ろっと。

 

*1:まあ、いつかするだろうけど