ルナ太郎の腹筋崩壊ブログ

私は…仮面ライダーゼロワンの気になった所を大人げなく殴り書くのが仕事だから!

仮面ライダーゼロワン 第5話「カレの情熱まんが道」(考察&批判)

仮面ライダーゼロワン 第5話「カレの情熱まんが道」 

www.kamen-rider-official.com

大人気漫画家である石墨超一郎(いしずみ・ちょういちろう)の自宅兼アトリエを訪れた或人とイズ。社長直々に、新しい漫画家アシスタントヒューマギアをお届けするというのだが、実は或人自身が石墨の大ファンだった。大好きな漫画『パフューマン剣(つるぎ)』を描いた憧れの漫画家との対面をついに果たした或人だったが、石墨はもはや自分自身で漫画を描いておらず―――。

 (東映公式のあらすじより引用)

 

 

 


ではまず、

これまでのヒューマギアのシンギュラリティと発生の仕方が違う?

から述べていきたいと思います。

 

これまでのシンギュラリティの発生状況は、

 

1話

→崩壊太郎がステージを思い出し笑顔になる

2話

→オクレルが荷物を持ち笑顔に、

  マモルは警備を感謝され笑顔に

3話→

シザーメンズがお客を見送り笑顔に

(ニギローは覚醒していない)

4話→

バースがなるも描写なし

(アンナは覚醒していない)

 

…でした。

 

これを踏まえると

4話までを担当したメイン脚本の高橋氏は、

仕事に生き甲斐を見出した瞬間にシンギュラリティに達する

としていたと

言っていいと思います。

 

しかし、筧氏が担当した第5話には

その手の描写は一切なく、

ジーペンは何故だかシンギュラリティに達し、

滅亡迅雷.netにいち早く察知されました。

しかも、仕事に対する笑顔を見せずに、

乱暴な石墨超一郎に対して

何か言いたげな

負の要素に振った覚醒状態の表現でした。

例えば、

或人がジーペンの絵を褒める描写があり、

それで笑顔になるシーンを設ければ

成立したかもしれないのに。

そんな構成の粗さ、甘さも感じました。

 

このヒューマギアの設定として、

制作との打ち合わせを経ているのであればいいのですが、

そもそもメイン脚本とサブ脚本の間で

認識にズレが生じていることへの疑念が沸いたのです。

 

 

 


続いて、

マギア化すると無差別な殺戮マシーンとなるハズでは?

 

4話までは語られた通り、

迅から「君の仕事は人類滅亡だよ」

と命を受け暴走したヒューマギアは

ゼツメライズ怪人や

雑魚怪人のトリロバイトマギアに関わらず、

見境なく、人々を襲うものでした。

 (実際、襲う描写がないので見る限り皆殺す風のポーズ*1ですが)

 

しかし、今回のジーペン怪人は

所有者である石墨宅を固執して襲います。

今まで、同じ場所に戻ってくる

怪人のパターンは無かったのに、です。

 

このジーペンの行動に

辻褄の合うものがあるとすれば、

バッテリー切れでフリーズを起こし、

石墨に椅子から突き落とされたヒューマギアを見て

立ち上がり睨み付けるような反応を見せた

あの描写です。

 

上記で述べたとおり、

制作の共通認識ではなく

サブ脚本の独自の解釈となれば、

ヒューマギアは

マギア化以前の仕事外の私怨も怪人の状態で

引きずるということになります。

滅亡迅雷.netがマギア化させていく目的は

後で述べますが、

 

私怨で動く怪人に

無差別な殺戮マシーンという

役回りを与えるのは今までの流れと異なる

 

と思えるのです。

 

 


或人はジーペンの怒りを理解した上で撃破している?

 

これまでの脚本と異なる点、

まだまだあります。

決め台詞に相手の名を呼称するように

なったところです。

 

ジーペン、お前止められるのはただ一人。俺だ!」

 

今までは目の前の敵にも

ヒューマギアの名前を知っていようが

名前を呼ぶという崩しをすることは

なかったのに、今回ハッキリと呼び掛けます。

 

話を少し戻して、この場面、

ゼロワン以外にも

怪人を倒せる対抗策のあるライダーがいました。

コングフォームでショットガンの反動を克服したバルカンです。

メイン脚本である高橋氏であれば、

このような状況下でこの決め台詞は

言わせなかったように思います。

だって、今、怪人を倒せるライダーは

ゼロワン1人じゃないんですから。

 

2話のマモル戦も、

(バルカンの存在を知らない状況)、

(自分しか怪人を相手にしていない状況)

という括弧つきで成立させていました。

 

しかし今回、

これを言わせたことに

「必殺技前の決め台詞だから」以外の

理由があるとすれば、

 

ジーペンを 解放/成仏 させられるのは

お前の憤りを理解している俺(或人)だけ

 

だから、という文脈になると思うのです。

あの状況下にアシスタントヒューマギアが

雑に扱われたことを知ってるライダーは

或人、1人だけですよね。

 

他にも特撮の定番で流されていますが、

いつも通りに登場キャラクター全員が

怪人を探しに行かない代わりに

また漫画家の元に戻ってくる前提の立ち回りをしているんです。

フレイミングタイガーの用意も

エイムズの2人も

怪人を倒すために、捜索せず*2

出現位置にアタリをつけて

張って新兵器を試す前提の導線でした。

 

では、なぜ、

視聴者も脚本に動かされるキャラたちも

怪人が漫画家をもう一度襲うことに

違和感がなかったかというと、

 

平成ライダーのドラマ的な 

怪人は私怨で動くという潜在的な認識

 

で見ているからではないでしょうか。

しかし、マギア化ってそういう状態だと

描いてましたっけ?

 


ニチアサのヒーローが人様の家を壊していいのか?

 

過去シリーズに

変身の行程で市民の家を壊す、

なんて描写はなかったように思います。

 

石墨宅の、

しかも室内でファルコンキーを使用し、

メカバッタは天井を突き破り、

メカファルコンは壁をぶち破ります。

しかし、

ファルコンを選んだゼロワンは

決して飛空戦法を取りません。

 

その後、

フレイミングタイガーのメカは

工場の外に落下してゼロワンに

走り寄ったのに対して、

メカを二体も、しかも室内で、

後に足場などの小道具を用意して

「直しています」のフォロー*3も足してまで、

ファルコンのくだりをやることには

何かしらの意図があるはずなんです。

ない方がおかしいんです。 

 

この描写に何が意味があるのだとすれば、

「わざわざ石墨宅を壊したい」

で確定といっても過言にならないと思います。

それで気が晴れるのは

AI任せで乱暴な石墨にヘイトが溜まっている

視聴者ではないのでしょうか。

 

石墨は最後まで

ヒューマギアをぞんざいに扱ったことを

或人やジーペンに謝罪しません。

情熱を思い出し、

改心してまたペンを取ることに対して

腑に落ちていない特ヲタを

ネット上で少なからず見かけました。

 

つまり、この破壊描写、

物語上、補完されなかった

石墨の傍若無人な態度に対する報い

 

石墨への因果応報

ちょっとした天罰

 

の意味合いが

大きければブラックユーモア的に、

小さければ無意識下のニュアンスレベルで

含められていると思うのです。

 

その手の破壊描写は

過去にあったかもしれませんが、

主人公が間接的に人間に罰を与える

なんて流れはあったでしょうか?

もしそうだとすれば、

ニチアサとして

踏み込みすぎている表現だと私が感じます。

 


強力なショットガンを街中の実戦でテストする

 

また例によって

テンポ良く駆けつけましたね、

内閣官房直属対人工知能特務機関エイムズ。

 

事を先読みして

半径500m以内に

常に待機してるんじゃないか?

というツッコミは我慢するとして、

現れて早々、録画準備も万端に

ショットガンの試運転を不破に命じます。*4

不破は初耳という様子で怪人に向けて発砲。

想像以上の反動の余り、後ろに飛び退き、

怪人を取り逃してしまいます。

そして刃がつぶやきます、

「対策が必要だな…」と。*5

 

…こんな無茶苦茶な公的な部隊あります?

ゼロワンで傷つけられなかった怪人の外殻も

かすめてえぐり取れるほどの威力、

ウルフを後ろに吹っ飛ばすほどの反動を

想定せず、ぶっつけ本番、

市街地…ましてや、民家が近くにある状況で

撃たせるなんて正気の沙汰じゃありません。

 

現に政府の部隊の放った流れ弾が石墨宅に

穴を開けることなく、

 

弾道は逸れ、

屋根の上へと飛んでいきました。

 

これ、つまりどういうことかと言うと、

民家に被害が出る事態があっては

政府として / 子供向け番組として

イケないという

制作が発動した“倫理バリア”の

顕著な描写だと思うんです。

テンポは良くしたいけど、

乱暴に射撃を急かして、

民家に当てて責任問題をこちらに抱かせない、

 

話を早く展開したいし、

ただの野蛮な部隊だと糾弾される流れは避けたい、 

 

そんな思惑があったんじゃないでしょうか。*6

 

 

この倫理バリアによる民家破壊の回避、

先ほど述べた「ヒーローが家を壊すのか」と

矛盾しますが、

それこそが制作の認識として、

「或人なら壊して良い」という答えなんです。

 

たかが弾道の逸れたことぐらい、

他のシリーズだってあるだろという反論が

あるのは分かります。

この描写だけなら私もそれで片付けていました。

でも、この後、

家は意図的にアイツの手によって

壊されるんです。

 

つまり、

 

石墨の家を壊して良いのはただ一人、

ジーペンの怒りを知る俺だ!

 

の信憑性に繋がっていくんです。

 

この“倫理バリア”なるものは既に

各キャラや組織に張られており、

例えば、暴走する恐れのあるヒューマギアを

配り続ける飛電社や

何故だか人をちっとも殺せていない

滅亡迅雷.netに

張られています。

飛電社は世の中から責められると

社長ライダーの冠が危うくなり、

作品の謳い文句自体が怪しくなるという

バリアに守られる理由は想像できますが、

滅亡迅雷.netはなんでしょう。

ただ市民が殺される残虐シーンを避けてるだけ

ならいいのですが…。*7

 


イズは先代社長から運用されているとなると矛盾が生まれる

 

ここで、第1話に戻って先代の遺書の内容を

振り返ってみましょう。

 

そう遠くない未来、我が社は重大な危機に直面する。

我が社が派遣している大量のヒューマギアが、

心無き存在に悪用され人類を襲う。

対抗手段はただ一つ。

ゼロワンドライバーとプログライズキーだ。

我々、人間の手によって、

ヒューマギアをコントロールするための

新時代セキュリティシステムが内蔵されている。

使用権限があるのは我が社の社長のみ。

そして二代目社長に、

孫である飛電或人を任命する。

 

「心無き存在に悪用され人類を襲う」

 

先代は少なくとも、

12年前のデイブレイクタウンから

遺書を書く間に

滅亡迅雷.netの存在にある程度は

気付いていました。

しかし、

或人は心なき存在について何も知らず、

2話の中盤に迅との邂逅で

初めてテロリストの存在だけは知ります。

 

では何故、それまでにイズは

先代から語られた滅亡迅雷.netについて

何も話さないのでしょう。

「情熱」に対してここまで調べあげる秘書が

暴走の原因について調べないなんてこと有り得ません。

先代の情熱に関する映像記録が検索可能なら

おかしい話ではありませんか。

 


結局、イズは情熱を理解したのか?

 

イズの脆い描写を突くと他にもあります。

最終的にイズは或人や社長の言う「情熱」を理解したのかというところです。

 

イズは検索をかけ、

 

情熱…物事に対して気持ちが燃える事

 

と理解だけしました。

その後は怪人の弱点に有効なプログライズキー製作を任され、

具体的な説明は或人に受けていません。

プログライズキーを作成中、

調べたのは

 

利用規約に「情熱」がないか

・先代が「情熱」のある者に対するお願い 

君は社長の秘書だが、

私のために働いてはいけない。

情熱を持って働いてる全ての人々を助ける。

これが我が社のやるべきことだ。

  (情熱については説明をしていない)

  (というか、この時のイズは何故「情熱」という言葉に興味を示さなかった?)

 

 

そしてこの先代の言葉を胸に

出先の石墨の元へ赴き、問います。

「情熱 を 所有していますでしょうか?」

 

この後に具体的にどう返したかは分かりませんが、

イズは石墨が情熱を所有していないとみなし、

ヒューマギアの配送を正式にキャンセルします。

 

ここまででイズが情熱はなんたるかを

理解していないと、

これでは本当にテキトーな判断になるのです。

表面的な問答の「持ってる、持ってない」で

判断したことになるんですから。

そして先代の社長の言葉は

 

情熱を持っていない人々を

全てにおいて助けてはいけない

 

という意味だったのでしょうか。

そんな貸さないための極論ではなく、

 

情熱ある人には貧乏であっても

特別処置でヒューマギアを貸してやってくれ

 

そういう意味で残したものじゃありません?

 

この後の情熱に対する描写は

怪人に襲われた時に石墨が

Gペンだけは持って逃げるところです。

なぜ、ここで或人は情熱があると*8

判断できたか分かりませんが、

雰囲気で情熱に関する描写が終わります。

 

そして怪人も無事倒し、

自ら描くようになった石墨の漫画を見て

イズはこう言います。

 

「情熱的ですね」

 

…お 前 は い つ 情 熱 を 理 解 し た ん だ よ。

 

脚本家は描くにとても難しい、

イズ(AI)が人間の情熱を知るという

大事なくだりを曖昧に

逃げてしまいましたよね。

描ければキャラの掘り下げ、

イズに対する理解がグッと高まったのに。

 

そして話は戻りますが

サブによって生まれた

先代の遺書以外に遺言があるという事実は

「なんでそんな大事なこと教えなかった/

 知らなかったんかーい!」

なんて、これからのストーリーに

大きな矛盾を作ることになると思います。

 

 

重箱の隅突く系統ですが、

イズの謎描写はまだあって、

 

全く効いてないけど、

なぜ、バイティングシャークが有効だと解析した?

 

など、流して見ないと各所に散らばっていました。

 


なぜ、石墨はヒューマギアへの依存が強まったか

 

一切語られませんでしたね、

石墨がヒューマギアに依存していった理由。

 

イズの「情熱を所有していますか?」

に具体的にどう返したか分かりませんし、

15年続いた連載を落とすことに強い執着を

持っているようでもありませんでした。

 

ヒントになるとすれば、

怪人に襲われた時に咄嗟に持ち出した

使い古されたGペンです。

すぐさま、或人がその行為を見て

“情熱を持ってる”判定してしまうので、

石墨にとってGペンにどのような思いが

あるか分かりません。

可能性として考えられるとすれば、

 

・思い出の品として大事なGペンだから壊されたくない

・まだ漫画を描きたいから馴染みGペンは壊されたくない

 

推測できてもこの程度で、

やはりあの場で手にしたから

情熱があると即決できる

説得力には繋がりません。

 

この後、無我夢中で

石墨はゼロワン達の戦闘を見ながら

感化され漫画を描きますが、

この手の描写は作家がネタに困った時に

よくあるシチュエーションです。

漫画への情熱が再燃したから描いた、

と、見る側の解釈を雰囲気で誘導します。

それならば、石墨は漫画のネタがないから

熱が冷めヒューマギアに依存していった

ということになるのでしょうか?

 

…しかし、何も語られないので、

その結論に至れないのです。

 

理由はどうあれ、

「情熱が戻ったのなら問題ないだろ」

と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、

いえいえ、大問題です。

だって、同じ原因で

またヒューマギアに依存しないと

言い切れますか?

そもそも原因が分からないんですよ?

 

石墨はヒューマギアに絵を描かせている間、

何もせずあの机に座っているだけの

設定でしたが、

生活リズムの描写に時間を割けるほど

尺がないにしても

なんのために合理的に生き、

自分は楽をしているのか?

キャラクターに空白が多過ぎます。

 

今回のエピソード、

情熱周りがどこも粗く、或人の話した

 

情熱がなければ、勤勉なAIに負ける

 

これを言わせたいだけの

話になってるんです。

 

だって、

石墨はヒューマギアに

負けたくない気持ちなんて

あるか分からない、

或人は石墨がこうなった原因も突き止めず、

雰囲気で的を得たこと言ってるように

見せてるだけなんですから。

寿司回とは違い、

大将のことを知ろうとするように

石墨超一郎先生について

何も調べないんですよ。

 

話は逸れますが、

ショットガンのエネルギー弾が

怪人の頭をえぐったからといって

熱に弱いという結論は強引すぎます。

新フォームの火炎攻撃と情熱を絡める

ロジックを成立させて、

“情熱”という言葉をとにかく強調して

石墨に宿っている風に

雰囲気で持っていってるんですよね。

 

結果、

情熱を持っているかの判断も不明瞭、

情熱を取り戻したキッカケも不明瞭、

情熱を失った理由は全くもって不明、

オマケにイズを通して

辞書上の一文程度のことでしか

情熱というものを説明していないので、

曖昧な情熱の概念の元に、

 

良くないことだから

とりあえず情熱っぽいのを持て!

AIに負けるなよ!

 

とテレビの前の子供たちに

強要してるだけの話になってしまうのです。

 

この回を素晴らしいと

賞賛出来る人がいるとするのならば、

石墨を都合の良いように解釈しつつ、

情熱とは何か知っている、

不足分を補完できる大人であればこそでしょう。

  


4話も引っ張ったアーク周りの目的を滅と迅の会話で済ませて勿体ない

 

項目の通り、

それ以上言及出来ることは少ないのですが、

何故、1話目からアークをチラチラと見せ、

ここまで勿体ぶったのに

いきなり視聴者へ説明会話で

明かしてしまうのはとても雑で

効果的ではないように感じます。

 

少なくとも、視聴者…すなわち私たちは

 

ヒューマギアが全て殺戮マシーンになる危機

 

にこれで気づいてしまいました。

しかし、まだ或人たちはその真相を知らず、

情熱のないヤツには

ヒューマギアを貸さないぞのなんのとモメ、

最終的に

 

殺戮マシーン予備軍の

ジーペンを石墨宅に置いて、

万事解決した気でいます。

 

5話まで来れば、

視聴者も感覚が麻痺しているでしょうが、

今日もどこかで或人社長と秘書イズは

暴走対策を練られていないヒューマギアを

配っているんです。

迫っている危機を察知することなく、

危険分子を配り、

重要なゼツメライズキーを回収しないで、

馬鹿力の不破は笑いを堪える、

そんな間抜けな様子に見えてしまっては

せっかくの真相も

主人公チームにはマイナスに働きます。

何故、そこまでして、

この回で明かす必要があったんでしょう?

どうせなら或人たちの前で明かし、

或人たちと視聴者の間で認識共有できれば、

ゼツメライズキーの完成を

阻止しなければならないドラマが動き出し、

もっと楽しくなると思うんですけどね。

引っ張った4話も

徐々に明かしていくというワケでもなく

とりあえず引き伸ばしただけという印象でした。

 


些細なこと&まとめ

大きく言及するまでのないことを

ちょこちょこと。

 

 

ジーペンは冒頭の段階でシンギュラリティに達していた

 

導入のヒューマギアの顔カスタム説明のくだりで、

ジーペンはPCでアシスタントの発注をしようとしていました。

その時、Sランクの顔カスタム付きにするか迷っていたのですが、

石墨に「早くしろ」と一喝され、

は、はい!」と人間らしく慌てるのです。

石墨に恐怖しているからか、

ヒューマギアがヒューマギアを細かく決めることへの戸惑いか

分かりませんが、一応、覚醒を示唆させます。

特にそこに伏線やドラマがあるワケではないのであれば、

必要な描写と思いませんが。

 

 

或人は絵柄しか変わっていないことを気付いていない

 

幼い頃からのファンなのに。

漫画越しに分かるのは絵柄の違いだけで

書き手の情熱の有無はかぎ分けられないのです。

 

 

イズは検索して本質を理解しないまま、

知った口利いたのに或人に怒られない

 

『何も分かってないくせに

 人の情熱を語るんじゃねえよっ!』


『情熱を検索。

 情熱とは物事に対して気持ちが燃える事、です。

 情熱的な漫画ですね。』


『人の情熱ってのはなぁ…!

 検索すれば分かるような、そんな単純な物じゃねぇんだよ!!』

 

なんて1話をパロって

チャチャ入れたくなるぐらい、

二人とも本当に情熱を分かるキャラで

成立してるんでしょうか?

 

 

或人はギャグを言っていないのに

不破は冴えてると言って笑い上戸と化している

(或人がやればなんでも面白いキャラ化)

 

或人はオリジナルダジャレを言うのではなく

最後、霜降り明星粗品のツッコミをパクる

 

非番にゴリラキーをくれた時のように、

刃が全く優しくない。

ショットガンはヤバい性能とも忠告しない

 

プログライズキーが欲しい割に

銃口を向けても一切撃つ気配のない迅

 

などなど、今までの流れと支離滅裂な

キャラの雰囲気だけの言動も目立ちました。

 

 

メインからサブに代わり整合性のある設定か

あやしいところではありますが、

1話から続いたテンポ重視の

雰囲気で進行する感じはそのまま、

流さず考えてしまうとモヤっとする作風は

継続しているなぁと感じます。*9

 

今回の話は寿司回と対比になる回ですが、

結論はザックリ言って「道具は使い方次第」。

3分化したキャラのAIに対する思想では

刃が適任の回だと思うのですが、

ショットガンの性能テストにのみ関わって、

折角の差別化が上手く機能していませんでしたね。

 

私は今回の自己中心的な態度で

刃が嫌いになりました~。

*1:視聴者を舐めんなよ

*2:職務怠慢だろ

*3:暴走の恐れがある個体を提供する、仕事が回らなくなってもヒューマギアを貸さない、でも壊しても修理するので会社としてフォロー出来てる!…わけねえだろ

*4:いきなり投げて「遅い!」じゃねえよ

*5:クソかよ

*6:政府の部隊のクセにドクロマークがエンブレムなのに?

*7:「ドライブのチェイス同様、直接的には誰も殺してません」って仲間になるための布石じゃねえの?

*8:はい、あるとじゃないとー。 棒

*9:下手くそというか、ズルいというか