AI?お仕事?夢?善悪?神話?大和魂?何がしたいの?(仮面ライダーゼロワン 第43話「ソレが心」感想)
「人間がいる限り、アークは再び蘇る」ことを身をもって証明したのは、皮肉にも飛電或人自身だった。
人類滅亡を目指す滅との戦いの末に在ったのは、イズの喪失と自身の中から湧き上がる抑えようのない復讐心だったのだ。
或人と滅の戦いの激化を止めるため、それぞれの仮面ライダーたちは行動を開始する。しかし、その結論もまた悲劇を招いてしまい―――。
「イズってプログライズキーで蘇らない?」ってツッコミは既に沢山されてるのと、ベースの素体が特別とかそういう言い訳もできそうなので、今回、言及を避けます。
- <ゼロワン世界って神話モチーフ?聖書モチーフ?>
- <不破と亡ってエモくはない>
- <或人を止める役には色々足りない不破>
- <滅に心はあるのか?>
- <迅もなんなん?>
- <ゼロワンはお仕事紹介コンテンツでしたよね?>
<ゼロワン世界って神話モチーフ?聖書モチーフ?>
予告でチラ見せされたジャパニーズウルフフォームでしたっけ?
それともニホンオオカミフォーム?
まあその新フォームとやらが話題ですが、だからなんだってんですか?(笑)
大和魂を持つ日本人としてニホンオオカミは最高にエモい…とか?
SNSで見かけて気になった感想は「バルカンはフェンリルなんじゃないか」ですね。
フェンリルは、北欧神話に登場する狼の姿をした巨大な怪物。ロキが女巨人アングルボザとの間にもうけた、またはその心臓を食べて産んだ三兄妹の長子。彼の次にヨルムンガンドが、三人目にヘルが生まれた。
ということは、クソ寒ギャグ親父がロキで、笑い上戸は女巨人アングルボザ、ベランダの弟くんがヨルムンガンドかヘルってわけですね。
…って、そうやってネーミングからなんでもかんでも神話や聖書に絡めて語っていっても、割とすぐ当てはめられなくなるのに気づきませんか?
あんな“つまらん”一家の長男に壮大な神話モチーフを入れ込むのは回を重ねる毎に厳しくなってきましたね、さすがに(笑)
本当にゼロワンを新たな神話にする気があるのなら親の代から因縁めいた話があるべきなんです。
世の、まともな作品にはそういう血族たちの大河ドラマが設けられていますよ。
制作や玩具メーカーはファイズのパロのつもりか、カッコいいだけだからか、とにかく狼モチーフと決めてから、ひたすら狼で大喜利をしてるだけなんですよね。
ゼロワンもそう、おんぶバッタや蝗害などバッタに関する引き出しを開けまくって変身フォームのデザインやギミックのアイデアを出してるだけ。
モチーフに対するロジカルな意味合いは後付け的に作り手が展開のヒントにすることもあるし、しないこともある、その程度の認識だと思います。
大森Pがどこのインタビューで答えたか忘れましたが「ビルドのライダーは古事記モチーフであるとネットで話題でしたが?」という質問に、「そんなつもりはないけど、そうやって深読みして色々考えて私の知らないことも見つけてくれるんだろう」と話していたような気がします。
その程度なのですよ。
外国人の着ている変な漢字のTシャツみたいな理解度のモチーフは大した意味を持たないファッションでしかないのです。
さらに言えば、「バルカン」という名前は良くてローマ神話に出てくる火と鍛冶の神の名ウールカヌスの英語読みと機関銃を指すバルカンのダブルミーニングであって、そこからさらに北欧神話も乗っけてどうするのかという話です。
しかし、バルカンは新しい変身アイテムを造りあげる(鍛冶)どころか刃から譲り受けるだけ、火の神らしくフレイミングもバーニングもすることなく、パンチングったりガトリングったりしてるのを思い返すとローマ神話に出てくるバルカンとも言い難くなってきます。
そういえば、ジャッカルレイダーが出た際は「刃がアヌビス神なら関連して不破はセト神かもしれない」という考察を見かけて、笑わせて頂きました。
(セトは確かに動物ごちゃまぜモチーフですが、立場は凶悪な邪神)
そうやって色々な地域の共通点のない神様を掛け合わせまくって上部だけで盛り上がっていると、各神様たちに怒られるんじゃないでしょうか?(笑)
第一、日本の狼が最終的に北欧神話のフェンリルってなんですか?
「クリスチャンでもないくせにクリスマス祝ってんじゃねえ」と言いながら聖書や神話をごちゃ混ぜにして食いついてくるヲタクってめちゃくちゃ面白いですよね。
神話モチーフを見つけて盛り上がる様は、女性の演者が隠れ巨乳であるという噂を聞き付けて勝手に好感度爆上がりして舞い上がってるのと同レベルのように思います。
私もジオウの時はジオウの上位フォームに仏教の裏モチーフが散りばめられたことに食いつきましたが、それはヲタクにウケの良い西洋の神話に逃げない珍しさから来たものですし、ゼロワンのような安いモチーフで乗っけすぎてどっちつかずなようでは同じように盛り上がれるわけもありません。
神話に限らず、第1話の『AKIRA』のオマージュ、コービー回のスラダン名言、サブタイの別作品のもじり…などなど表層的によそ様からただ拝借して話題にしようとするゼロワンらしいといえば らしいのですけどね。
こんなんだから見ている側の足元見てるような安い展開な気がします。
<不破と亡ってエモくはない>
神話大好きヲタクさんについては置いといて。
大森ライダーにおける かけ合わせ変身、もうチェイサーとマッハの融合で十分でしょ。
エグゼイドは永夢とパラドの融合あってのライダーでしたし、ビルドはビルドでカップリングを体現するライダーの乱立で芸がないとさえ思えてきた頃にまたも奇跡の融合フォーム!()
ドラマ的には確執のあったチェイサーマッハ、表裏一体だったエグゼイド、ベストマッチという名の(ダブルの二番煎じの)クローズビルドに続いて、思い入れも大してない不破&亡コンビのプログライズキーを使った新フォームですよ、奥さん!!!
それに個人的に不破と亡コンビで思い出すのは「つまらん人生」のやり取りだけではありません。
デルモの夢を叶えてほしいと懇願された不破は、前段でラッキースケベかますわでデルモの足を負傷させるキッカケを作ってしまい、結果、亡の叫びを聞こうが夢のランウェイを歩かせられなかったあのエピソードです。
全然なんすよ、コイツら。
それにジャパニーズウルフプログライズキーを使うのが組織名と自身の名前に漢字を使う亡ならまだ分かりますが、ショットライザーの変身音でジャパニーズウルフのことをベラベラ英語を喋られてもちぐはぐな気がしてしまいます。
鎧武の戦極ドライバーなら映えそうですけどね。
<或人を止める役には色々足りない不破>
元々、デイブレイクの際に暴走したヒューマギアに身内や同級生を殺された復讐者であった不破が或人と立場が入れ替わり、そこの構成力に脱帽しているなんて特ヲタも見ました。
確かに或人を信頼している人間の一人でしたが、あまりにも不破を動かしていた復讐心も薄っぺらで機能していません。
私なりに次回、どうやって或人を説得するか考えてみました。
社長、復讐なんてやめろ!
俺も少し前まで、ヒューマギアを暴走させた友の命を奪った滅亡迅雷に復讐するために動いていた!
…だがなぁ、復讐なんて虚しいだけだと気づけた。
それは…
…その…垓に植え付けられた嘘の記憶だったからっていう、な…。
お前は実際にデイブレイクで親父さんを、この間は滅の野郎のせいでイズ亡くしてるもんな…。
なんかすまん、分かったような口利いて…。
…となるでしょうね(笑)
持ち前の単細胞を活かして変に問答せずに止めにかかって誤魔化そうとするかもしれませんが、客観的に見て「第二の主人公、人間サイドの主人公」などと持ち上げられていた不破の積み重ねなんて復讐に囚われた或人を止める役割としては厚みが足りないのです。
そして、描かれた物語から反映されるのであれば本来ならこう続くでしょう。
まあ、復讐についてはアレだけど…そうだ、夢だよ、夢!
社長、お前が俺に「夢はあるか?」と聞いたこと覚えてるか?
お前に出会った頃は復讐ばかり夢なんて考えたこともなかった。
だが、記憶が嘘だと分かってから仮面ライダーとして活動していくことが俺の夢だと気づかせてもらった!
その恩は返…
…それがこの間のお前の攻撃で変身できなくなって、なんとか亡の力借りて変身できるようになったが…おい、何してくれたんだよ?
これまでのゼロワンの歩みを考慮したら夢を持つことが大事ですからね。
「また前みたいにくだらないギャグを言ってくれよ!」なんて言い出したら「亡の方が笑ってたし、実家に帰っても笑えるし、別にギャグに関して或人を重宝する必要ないじゃん」になってしまうので楽しみです。
もっと言えば、記憶も偽りで何もない?不破から夢を奪うことが闇堕ちした或人の行いとしては戦って怪我させることよりも大問題です。
今まで、或人が夢を持つことを重んじる展開はなんだったんだと言いたくもなりますよ。
まあ、変身不可も刃がショットライザーいじくればどうにでもなりそうなんですけど。
<滅に心はあるのか?>
今回、イズに続いて滅も涙を流しましたね。
そして前のシーンでは恐怖に震える迅の描写もありました。
…だったらなんなんですか?(二度目)
作品的にヒューマギアにも絶対的に心があるとしたいのは分かりました。
この際、二ギローのことは忘れてあげましょう!
ただ、アンドロイドのメカニズムとして涙を流したり震えたりはそういう機構に造られていない限り起きることは少ないと思います。
このブログを読まれている方は「悲しい時に涙が出る」ことを当然のようにご存知かと思いますが、「何故、悲しい時に涙が出るか」はご存知ないですよね?
様々な仮説が立てられるも、涙に感情を抑える成分が含まれていることや悲しくて涙を流す際に動く共通の筋肉があるところまでは判明していますが、これだと断言できるような学術的結論は出ていません。
このブログで何度かお話ししましたが、大森Pとメイン脚本の高橋氏はゼロワンの放送前にAIの権威とお話をして「AIに自我は芽生えるのか」という問いをして「逆に自我ってなんだと思いますか?」と質問返しを食らって言葉に詰まったことがあるようです。
自我=心が何かを語れない勉強不足の人達が、まだよく原因が解明されていない行為である涙を流すAIロボットについて描いて感動を誘ってるんですよ。
凄い滑稽なことだと思いませんか?
涙を流したり、緊張した際に、ビスだかナットだかがガタついたのか知りませんが、そうやって人間らしい生理現象を起こすことで確かに視聴者に人間に近付いたことを手早く表現できます。
しかし、ヒューマギアは木の人形だったピノキオのように、妖精の力で人間の体に変化していったわけではないのです。
あらかじめ悲しい時には涙を流し、恐ろしい時には震えすくむよう新人類として造られた、そういう話になるのが自然です。
以前、「ヒューマギアは医療のために造られたというのは建前で或人の父親代わりにするためじゃないか?」というお話をさせて頂きました。
ヒューマギアが涙腺やそこから涙を流すに相応しい感情を持ち合わせることの辻褄はこの推測で合うと思うのです。
滅の涙、元よりヒューマギアに心があるかどうかは開発コンセプトに既に組み込まれたものでしょう。
偶然の産物では起こり得ないと思います。
そんな中で「AIに自我は芽生えるのか/ヒューマギアに心はあるのか」問答をさせたところで不毛なんですよ。
滅がヒューマギアに呼び掛け、反乱分子を集められたという時点で、ゼロワン世界のAIロボットに心が備わっているのはもう周知の事実なのです。
迅は滅を庇って散っていきましたが、その時に感じた悲しみを受け、強い決意の元、ようやくテロリストの長としてのスタートラインに信念を持って立てたと言える気がします。
そこから吹っ切れてイズを射ったり、ヒューマギアに呼び掛ける方が自然でしょう。
ゼアの干渉なしに自ら考えて結論付けたヒューマギアとは対象的にアークの意思から解き放たれた滅が人類滅亡を掲げるエピソードと迅破壊のタイミング逆なんですよね。
滅亡迅雷.netはこれより、人類滅亡の聖戦を開始する。
我が意思に集え。
すべてはヒューマギアの安息のために。
(第42話)
全てのヒューマギアに告ぐ。
お前達の信じる飛電或人がアークの力を宿した仮面ライダーとなった。
飛電或人が証明したのだ、人間の悪意がアークを生み出すことを。
もはや人類と共に歩む未来に、我々の安息はない。
(第43話)
迅を失う前の滅の呼びかけの内容です。
反人類の長の言葉とは思えない薄っぺらさですね。
やはり、ようやく覚悟が決まってテロリストのリーダー、スタートに立ちましたね!!!!
<迅もなんなん?>
ザイアの新キャラによりザイアの飼い犬であることが判明した迅ですが、ザイアのアーク破壊命令と自身をヒューマギアの救世主と名乗った回では目的が食い違っています。
アークの場所が分かったところで手は出せないよ!
人類の想像を遙かに超えるスピードで進化してるからね。
人間からヒューマギアを解放して自由を与える。
それが僕。
仮面ライダー迅だ。
アークを破壊するために復元されたはずの迅は人類がヒューマギアを同じ命として扱えるかの判断を優先していたように思いますし、アークの復活に関して亡を助けるため率先して刃に協力を仰ぎ、「復活させてすぐに壊せばいい」と考えていたと語りました。
全てを真に受けると垓よりも能無しな出来損ないヒューマギアということになりませんか?
迅の復元の真相に関しては外伝や冬映画で更なる広がりを持たせるつもりかもしれませんが、共同開発とはいえヒューマギアは飛電社のものであり、ヘッドギアはなく耳がある、より人間に近いバージョンを仕上げていることにも疑問が残ります。
飛電の専売特許でもないんですね、ヒューマギア。
イズと滅が涙を流しましたが、となると滅と迅がZAIAの復元した新旧のZAIA製ヒューマギアである以上、涙も震えもZAIAが設定した機構ということも問題です。
なんのためにヒューマギアは造られているのか、こうなってくるとヒューマギアたちは完全に新人類を作るための実験、さしずめ玩具ですよ。
そこまでしてイズと共通して人間の感情を表せる造りを設ける必要がZAIAには何故あったんでしょう。
考えれば考えるほど、頭の頭痛が痛くなってきますでしょ?
<ゼロワンはお仕事紹介コンテンツでしたよね?>
最後までお仕事ものを続けるということには必ずしもこだわっていないんですけど、可能な限りは続けていきたいと考えています。
そのうえで人間を滅ぼす、滅ぼさないの終着点というか、その大問題をヒューマギアとともに考えていくという形にはなっていくと思いますので、その軸を中心として〝お仕事が人間生活において意味のあることである〟という部分は描いていきたいと思っています。
1クール目が終わった頃の有り難い大森P様のお言葉です。
残り2話となり、お仕事紹介は占い師の「東品川の母」で終わっていますね。
第41話でアークによって機能停止となった来図市周辺の都市機能を復活させるために働くヒューマギアの姿を見せてくれましたが、第42話からは滅の言葉に耳を傾けるヒューマギアたちでした。
そして、次回は人間たちに抗議デモを起こすヒューマギアの姿が見えるようです。
ゼア無しで自ら考えるようになったヒューマギアたちの中で滅の声明だけで大きく賛同し、集まったという解釈でいいんですね?
本当に滅亡迅雷.netに無線で繋いで無理矢理味方につけたとか、怪電波で洗脳したってことにしなくていいんですね?
…であれば、人間はヒューマギアに対して不当な扱いをしていた悪意の塊であることに間違いはないという問題が今になって浮上し、滅にはヒューマギアを動かす強い信念が元々あったということになってしまいます。
いくら親方にしごかれても反抗しなかったニギローや仲間が酷い扱いを受けて立ち上がったジーペンも潜在的にゼアに止められていたということになりますよね。
MCチェケラはアークの妨害のせいで、ゼアの抑止力の効果が発揮出来なかったということになるのでしょうか。
そうなるともうゼロワン世界に救いはありません。
腐った人間もいて、自我を持ったAIロボットが反発してくるようでは、世の中の脅威にしかなりえないでしょう。
もっと言えば、或人がいなくてもアークの器など簡単に生まれてきそうです。
今もこの瞬間も理不尽な死を迎えてる人は沢山いるんですよ?
アークの問題は置いておくにしても、第二、第三のチェケラや滅を生むリスクを背負ってまでしてお仕事ロボットを普及させる必要はないはずです。
であれば、初めからヒューマギアから心にあたる部分を、機構を、プログラムを抜いてしまえば良い話ですよね。
それに、ヒューマギアが人々の働き口を奪っている問題解決の糸口もまだ見つかっていません。
ここまで来れば手っ取り早い解決策はヒューマギアの廃止、職業別のAIロボット需要の見直しでしょうね。
しかし、そんなバッドエンドはニチアサに相応しくなく、どうにか共存へと向かう話運びになると思います。
この不当な雇用、人件費削減により働く場を失う労働者たち。
これは、制作が想定してかいまいか、今の日本の抱えている労働問題にも類似しています。
ヲタクたちが威勢よく神話モチーフに絡めるなら、こちらも制作の真意とは関係なくゼロワンを社会情勢と絡めていってもいいでしょう。
ヒューマギアを新人類として認識していく流れであれば、私たちの国でいうところの外国人技能実習生など…いわゆる異邦人に置き換えられるのではないでしょうか。
雇用主による不当な扱いや、冬映画でウィルが主張するような正当な対価が支払われないことで雇われる側にフラストレーションが溜まっていくことは外国からやってきた労働者の問題そのものです。
このゼロワンで1クール前ぐらいに浮上してきた新しい従業員に奪われていく人間の働き口という問題をどう解決するのか、「お仕事もの」全般を取り扱う仮面ライダーとして答えを出せなくては看板が嘘になります。
私の予想では、尺のなさから鑑みても、エグゼイドのように問題は問題として抱えつつも或人が善処していくことを誓うラストで終わるんじゃないかという睨んでいますが(笑)
復讐以外は不殺を決めて闇堕ちが緩い、AIの設定はほぼファンタジー、主人公が仲間の夢を奪う、お仕事紹介では漠然と従業員が楯突く負の側面を見せ相変わらず善悪は単純化され抽象的な概念で進み、神話モチーフも踏襲してるんだか過大解釈されてるんだか。
勢いが戻ったからといって、今まで雑にやってきたものが“雑の集大成”になっただけで面白くなったかは別だと思います。
再評価してる方は、ビルド辺りから始まった例の勢いに誤魔化されて面白く感じると脳が化かされてるんじゃないでしょうかね。
<チラ裏>
イズや滅が涙を流し、そして迅が震えた理由ですが、例えば、自己修復機能用に身体に潜伏している僅かなナノマシンが感情を学習するヒューマギアに反応、エラーを起こす、自身に生まれた意識に知識として蓄積された感情を連動させようと各組織を組み替え、効率的ではない運動を無意識に発動、人間らしい生理現象が引き起こされる…なんてのはどうかな、と思いましたとさ。
SFモノの創作してるお前にこのアイデアやるよ!(既にどっかでありそう)